キャットフードのあげかた

不妊手術をした猫へのキャットフードの与え方

猫の去勢手術や避妊手術は、育てられない子猫の出産防止や発情期特有の問題行動を防止する役割があります。しかしそれは人工的に行うものであり、猫の体質や生活に大きな影響を与えます。それは食事面でも同様です。では、具体的に食事にどのような影響を与えるのでしょうか?
今回は、猫の不妊手術によって起こる猫の変化と食事について、その詳細や注意点を紹介します。

不妊手術が食事に及ぼす影響

不妊手術を行うことによって起こる影響について、手術直後とその後にわけて説明します。

手術直後

まずは手術直後の影響です。
手術から数日は、そのストレスなどの原因から、食欲がなくなることがあります。不妊手術をする場合はまだ子猫であることが多く、手術の影響も大きいです。見知らぬ場所で長時間拘束された記憶から、暫くは安心して食事ができなくなるかもしれません。
手術の痛みやストレスで嘔吐する場合や、一時的に便秘や下痢になってしまう場合もあります。食事面だけでなく、体調変化についても注意して見る必要がある時期です。

手術から暫く経過後

そして、手術から暫く時間が経過した後の影響についてです。
猫の体質にもよりますが、一般的には避妊手術によって猫は太りやすい体質になるといわれています。これは、成長ホルモンを抑制する性ホルモンが分泌されなくなること、おとなしい性格になって運動をしなくなることなど、様々な原因があります。
そのため、今までと同様の食事を与えていると体重が増えてしまうことが考えられます。

不妊治療後の食事

同様に、手術直後とその後で食事をどう与えればよいかについて説明します。

手術直後

手術直後は食欲のみならず体調全般が不安定になることがあるため、食事は様子を見ながらまずは今までどおり与えてみるのがよいでしょう。急にキャットフードを変えてしまうと、逆に更に食欲の減退を招く恐れがあります。
もし、普段どおりのキャットフードを食べてくれなかった場合は、ウェットフードなど食欲を刺激するフードに一時的に切り替え、水分も多めに用意することで少しずつでも食べてもらえるように工夫します。

手術から暫く経過後

手術から数日経過した後、もしくは食欲がいつもどおりに戻ってきたら、手術直後とは異なる方針に切り替えが必要です。
不妊手術は子猫のうちに行うことが多いため、子猫用のキャットフードを普段与えているでしょう。その場合は、この時点で成猫用のキャットフードに切り替えます。その理由として、子猫用のキャットフードはカロリーが高いからです。
太りやすい体質に変化してからもそのまま食べさせていると肥満になってしまうため、それを防止するためのコントロールが必要となります。

食欲が旺盛になり、成猫用のキャットフードの量でも満足できない場合は、低カロリーのダイエット用キャットフードを与えます。低カロリーのキャットフードであれば、量を多めに食べられるため満足感を得られます。
不妊手術をした猫専用のキャットフードも売られているので、与えてみるのも1つの選択肢です。但し、必ず専用のものでなければいけないわけではないので、猫の様子を見ながら与えてあげましょう。

低カロリーのキャットフードには注意点もあります。
それは、穀物が多く含まれているキャットフードを避けた方がよいということです。猫にとって、魚や肉に含まれているタンパク質は必須ですが、穀物はそうではありません。そのため、低カロリーのキャットフードを与える際には、原材料表示を見て最初の項目にトウモロコシなどの穀物が表示されていないかを最低限チェックしてください。
できれば、穀物不使用のグレインフリーキャットフードが理想的です。

まとめ

不妊手術をした後の猫の食事について、手術直後とその後に分けて詳細を紹介しました。
手術直後はストレスなどから体調や行動に変化が起きる可能性があるため、食事も気をつけながら与えてあげることが重要です。その後はホルモンバランスの関係から、肥満になりやすくなるため、食事の量やカロリーを考え、体調管理をしてあげましょう。

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